アメリカンスピリッツの誘惑

アメリカンスピリッツの誘惑

身体に悪いと分かっていてもやめられないタバコ。

私の彼もタバコがやめられない一人です。

タバコってそもそも美味しいのでしょうか?美味しくないのに中毒になる理由が分かりません。

確かに男の人が物思いにふけりながらタバコを吸う渋い姿はかっこいいと思いますが、自分の体を傷つけてまで吸わなくていいのにって思います(笑)

私は幼い頃から陸上競技と水泳をしていたアスリートでした。

だから自分の体の事はきっと人一倍大事にしてきました。

0.1秒を競うレースの中でタバコなんてもっての他です。

勝つために最大限身体にいいものを取り入れフルパワーで走れるように身体を強化してきましたから、もちろんタバコとは無縁でした。

しかし同級生や友達は未成年でタバコを吸い始めていました。

体力が落ちるからと言う事なんて気にしなくていい部類の人たちはみんなタバコを吸っていました。

やってはいけない事をすると言うスリルが楽しかったのと、友達と一緒に悪ふざけをすると言う仲間の価値観から間違った遊びにハマってしまうのです。

そして気がつけばニコチン中毒。やめられないのです。

私の父は肺の病気を患っていて、はっきり言って「タバコ病」です。

その介護をしなきゃいけない私の大変さを側で見て分かっているからこそ、彼はタバコをやめようと決意して禁煙をするのですが、数ヵ月後にはリタイアするリズムが繰り返されています。

ちなみに今まで吸っていたタバコは「ハイライト」でした。

激きつのタバコです。これではおじいちゃんになった時に後悔するよと父に説得されて、タバコと言うものについて考えてくれるようになりました。

しかし彼が見つけてきたのが「アメリカン・スピリッツ」と言うタバコです。

オーガニックの葉っぱを使っていて、普通のタバコよりも害が少ないのだそうです。

ハイライトからこれに変えたら少しはいいだろうと言う甘い考えです。

しかしアメリカンスピリットの箱のデザインにはちゃーんと「あなたの健康を害する恐れがある」と書かれています。

このアメスピと普通のタバコ、何がどう、どれくらい違うのでしょうか?

私は「タバコ」は「タバコ」どれも同じだと思うのですが…

それでもどうしても吸うと言うのならやっぱりオーガニックを進めるかな。

そんなこんなでオーガニックのタバコを見つけた彼はアメスピの誘惑に負けてまだタバコを吸っています。

40歳になったらやめようね(笑)

アウディa4

ショック!まさかの大腸がん

私の家の近所に住んでいる一人暮らしのおばあちゃんは、昔から「玄米菜食」を取り入れて身体にも心にも優しいご飯を推進している方でした。

おばあちゃんには料理の師匠がいて、その方がマクロビオティックや玄米菜食を推進しておられ、食生活をきちんとしていれば病気にはならないと「食と健康」を掲げた料理を研究する料理研究家でした。

おばあちゃんはお料理がすごく好きで、いつも「沢山作りすぎちゃったから」とおすそ分けをしてくれました。

その料理はどれも美味しくて、これ野菜だけで出来ているの?って思うびっくり料理ばかり。それでいていつも元気で健康的でした。

しかし最近おばあちゃんの姿を見ないなと思って家に行ってみると、普段はいないはずの娘さんが居て「実はおばあちゃん病気で入院したんです」と言うのです。

えっ?あんなに元気の良かったおばあちゃんが!?何の病気ですか?どこの病院ですか?と聞くと、おばあちゃんは大腸がんで街の病院に入院していて手術をすると言う事でした。

「大腸がん!?!?」

あんなに食生活に気をつけていたおばあちゃんが、大腸がん?って思った途端、きっとおばあちゃんは今すごくショックだろうなって心の痛みが伝わってきました。

もしかしたら手術前かもしれないし、手術後で会える状態にはないかもしれないけど、とりあえず会いにいこう!と思い、おばあちゃんが入院する病院へと急ぎました。

おばあちゃんは、手術前で病院に入院して手術までの日程を待っている状態でした。

面会時間もしっかりあったので、おばあちゃんに会える事になりました。

ここに来てどう声をかけたらいいのかドキドキしながらおばあちゃんの病室へ。

おばあちゃんは私の顔を見た瞬間驚き、喜んでくれました。

しかしその目は元気がないように感じます。

おばあちゃんはちょっとだけ弱音を吐きました。

「私は数十年間、食事健康法を信じて実践してきたけど、まさかの大腸がんじゃよ。いろんな癌があるけど、大腸がんだけは無縁じゃと思ってたがのう…。私がこれまで信じてきたものは何だったんじゃろかね。悲しゅうて悲しゅうて、情けないわ。」

私はいつもいつもお料理に情熱をかけていたおばあちゃんを少しでも知っていたから、かける言葉がありませんでした。

ただ、おばあちゃんの料理はマクロビオティックとか玄米菜食とか難しいこと抜きにして美味しかったし自分はおばあちゃんの料理を食べれて幸せだったし、また食べたい!って伝えました。

だからおばあちゃんまたあの家に帰って来てね!って。

おばあちゃんは涙を流して「ありがとう」と言いました。

私も涙を流して「待ってるから、元気出して頑張ってくださいね」って言いお別れしました。

まだおばあちゃんは病院から戻ってきませんが、またお見舞いにいこうと思っています。